【書評】2020年上半期ベスト本!出版社のヒットの秘密が描かれた『思うことから、すべては始まる』

こんにちは、レゾナンスリーディング、
渡邊康弘です。

本日の一冊は、
『思うことから、すべては始まる』植木宣隆著。

下半期がはじまりましたが、
正直、今年もっとも、本の熱を感じ
付箋をたくさん貼った一冊です。

『脳内革命』
『人生がときめく片づけの魔法』
『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』
『体感リセットダイエット』
『病気にならない生き方』

これはすべて、サンマーク出版のベストセラーで、
ミリオンセラー本。

サンマーク出版は、なぜヒットが生み出せるのか。
どうやって人を育てているのか。
その秘密を明らかにした一冊。

現役のサンマーク出版 代表取締役社長の植木宣隆さんが、
その秘密を明らかにしている一冊なので、

これは、ビジネスパーソンはもちろん、作家、さらには
これから、本を書きたい人には必須の一冊です。

私自身、1作目の『1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術』、
2冊目の『言葉の力を高めると、夢はかなう』の二冊を、

サンマーク出版さんから出版させていただきました。

子どものころから、サンマーク出版さんの本を父と祖父が

よく読んでいて、『脳内革命』も、『小さいことにくよくよするな』も、

父からギフトでもらいました。

いまから、4年前、1冊目を出版させていただくときに、
植木社長が、福岡で講演されていると聞いて、
植木社長の話を聞きだけのために、

福岡にいったことを、いまでも覚えています。
 本書では、そのときの話はもちろん、サンマーク出版さんが

なぜ、これだけ多くのベストセラーを連発できるのか?
その秘密を解き明かしてくれています。

それでは、心に響いたポイントをみていきましょう。

心に響いたポイントをみていきましょう。


「ミリオンセラーに一番近い編集者はどういう人ですか」

私の答えはとてもシンプルで、
「誰よりも強く、ミリオンセラーを出したいと願っている編集者」

本というのは、ある意味で編集者の想念の物質化現象だといえます。

「ミリオンセラーに一番近い編集者はどういう人ですか」

私の答えはとてもシンプルで、「誰よりも強く、ミリオンセラーを出したいと願っている編集者」

本というのは、ある意味で編集者の想念の物質化現象だといえます。

「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」

願いをかなえる魔法、年始の「大ぼら吹き大会」

「限界意識」が知らず知らずのうちに、取り除かれる

次のヒットは「けったいなもの」の中から

狙いすましたような長いタイトル、だからこそキーワードをしっかり見せる表紙デザイン、

ビジネスパーソンでも買いたくなるような空気感。

大事なことは、自分が心の底から出したいものを作る、ということです。

実は、それこそが人の心を強烈に打つキラーコンテンツになりうると思うからです。

大事なことは、自分の強みをどこまで伸ばせるか

バランスよくできるのも大変なことですが、案外大きな魅力につながらない。

それよりも、何かひとつでも突出した能力を持っていたほうが成果につながるし、
他人にない魅力を生む

ヘンタイ編集者と、ヘンタイ著者との組み合わせが最強のコンテンツを生む

しかも手渡す際に、それぞれにふさわしいポイントに付箋を貼り、

個別のメッセージを添えたそうです。

常人とはエネルギーの質量がまったく違っている

大きな成功している人たちは、もちろん運がいいわけですが、
そういう人たちに限って、ものすごく謙虚で、威張ったりしない

「もっと読者の『読みたいポイント』に焦点を合わせた本づくり」

「過去はオール善」とは、船井幸雄先生の言葉です。

私自身は「いいことと悪いこと」について、深く考えるようになりました。

一件、いいと思えることは、本当にいいことなのか。

あるいは一見、悪いように思えることは、本当に悪いことなのか。

グランド・コア・コンセプトが、
「手のひらに、一冊のエネルギー。」でした。

われわれの刊行する一冊一冊の本が、読者の生きるエネルギーになってほしいという願いをを、
この言葉に凝縮したのです。

「本然」をベースに戦略を立てる

小学校3年生の頃から、小説をなんと年間300冊は読み続けてきたそうです。

多産多死であるがゆえに、ヒットの可能性が出てきそうなものと
出会ったら思い切ったことをやっていくということ。

兆しや変化に気づけるようになる。

兆しをつかんだら、積極的に手を打っていく。

ミリオンセラーの「方程式」は存在しない

「著者が書きたい本と、読者が読みたい本は違う」

雨の日や風の日にこそ著者や書店を訪問せよ

「成功もまたひとつの試練である」

極論すれば、本を一冊読んで、傍線が1本引ければいい、くらいに考えてもいいのです。

「驚き」を生むタイトルになっているか

フランクフルトブックフェアに全社員を

人の一生は主にを負うて遠き道を行くが如し

いやぁ、思わず、正坐をして、しっかりと読みたい。
一つ一つの言葉が、どーんとお腹に入ってくるような一冊。

植木社長が目の前にいて、語り掛けてくれるそんなような一冊でした。
これは、ずっと手元において、何かある度にみたい本ですね。

私がサンマーク出版さんを、非常に贔屓にしているのは、
私も、本を出版させていただいたというのがあるのですが、

サンマーク出版さんのグランド・コア・コンセプトが、
「手のひらに、一冊のエネルギー。」
だからです。

1冊20分で、速読できる
「レゾナンスリーディング」の胆は、やはり、三幕のマップに、
1冊の本というエネルギーを感じ取って、それを転写させること。

この一冊のエネルギーというのがまさになんですね。

まぁ、この表現は、批判者に対して、あやしいや、うさんくさい、めんどくさいと
格好の批判のターゲットになってしまう表現ですが、
それでも、あえて、その表現をしているのには、この想いがあるからなんですね。

やっぱり、いい本って、何か手に取った瞬間から違うんです。
そして、パラパラっと、ページをめくってみると、
いま、悩んでいる、考えている自分の心に響く言葉が入ってくる。

そうして、気づいたら、その本に引き込まれている。
まるで、著者が目の前にいて、自分に語り掛けてくれる、

そんな感じがするんです。
それをレゾナンスリーディングは、
ステップを用いて行っている読書法なのですが、、、、

サンマーク出版さんの本は、
どの本もしっかりと著者と編集者さん、制作関係者さんの想い、
エネルギーが感じられる本なのですね。

だから、大好きなんです。
本書を読むと、やはり、どの出版社さんよりも、より本にこだわっている

本を愛して、本にエネルギーをこめようっていう工夫がたくさんされているんですよね。
読者がどういうことを望んでいるのか、その兆しや機会を得るために、
さまざまなことをやっている、おもしろい仕組みがある。
大ぼら吹きや、全社員フランクフルト国際ブックフェアへの出張。

編集者が一年に1冊、編集者権限で、出版できる。
ほんとにすごいですよね。

私も、少し前に、
フランクフルト国際ブックフェアに足を運んでみたのですが、
ほんとすごかったです。

『1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術』はおかげさまで、

日本のみならず、中国、台湾、ベトナム、タイで翻訳されて、こうした広がりをみせるのも、

やっぱり、サンマーク出版さんだから。ほんとに感謝です。

本書が広がることによって、もっと、本が好きになる、本と触れる時間が増える、

そんな人たちが広がっていくことを、願っています。

ちょーおすすめです!!

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