こんにちは、レゾナンスリーディング、渡邊康弘です。
ただでさえ、ちょっとした一言がハラスメントにつながってしまう恐れのある時代。
多くのリーダー、マネジャーは、いままで以上に、部下に気にしないといけず、しかも気にしずぎるあまりに、それがかえって勘違いを生んでしまう。
いま、部下を持つ人には大変難しい社会になっています。私も、リモートで、業務を手伝っていただいてくれるメンバーがおりますが、やはり、言葉がけは、気にしていますし、どういう風に、促したら、一番本人がやりやすい形になるのか?
そんなことを数年前より、一層考えるようになってきました。
本日の一冊は、そんな部下との関係を一変させてくれる『どう伝えればわかってもらえるのか?部下に届く言葉がけ正解』です。
著者の吉田幸弘さんは、これまで管理職3万人を教えてきた研修、人材育成のプロ。
これまでに、『リーダーの一流、二流、三流』や『リーダーの伝え方』など、
リーダー系の本で、ベストセラー、ロングセラーを出しています。
そんな吉田さんが、今回は、部下への言葉がけの一冊。
アフターコロナのビジネスチャンスは、やはり、リモート、テレワーク化した際の、コミュニケーション。従来のコミュニケーションよりも、一層シビアになっているこの部分に、ひとつの形を示しています。
それでは、本書の心に響いたポイントを見ていきましょう。
「これまで思考」より「これから思考」で未来に目を向けるほうがパフォーマンスは必然的にあがります。
1日の終わりに部下が自らフィードバックし、翌日以降、「これからどう改善するか」を考えることは非常に効果的です。
「これから思考」は仕事が遅れているか否かにかかわらず、翌日以降の仕事をスムーズに進める意味でも有効なのです。
成果の大きさを基準にして優先順位を決めます。
部下が自分で考えた行動したことに対しては、叱責しないことです。
そのうえで、「次回からはこう判断したらどうだろう」とフィードバックしていけばいい
まずは一件、行動する
「とりあえず、やってみようか。何から始める?」
「まずはこれを直すことだけを考えよう」
「開始の締め切り」は、リーダーが×「〇日までに始めてほしい」と決めるよりも、部下に〇「いつからやる?」と聞いて決めてもらうようにしましょう。
クレームを歓迎する
クレームをなくすことを目標にするとチームに隠ぺい体質が生まれる
リーダーが「安全基地」になってあげればいいのです。
「何が時間を遅くさせているのかな。改善できないか一緒に考えたい。
どんなことでもいいから教えてくれないか」
否定に弱い部下には「褒める」とセットでアドバイスする
私には夢があります。
それは、リーダーを明るく元気にすることです。
いかがでしょうか?すんなりと、吉田さんのこれまでの本にもまして、読みやすい一冊です。
これも、ダイヤモンド社のエース編集者武井さんがてがけているところもあってか、
読みやすい言葉に加えて、日常、日々の業務で使えるようになっています。
やはり、アフターコロナは、ストレスとどう向き合っていくか
考えなければいけない時期。
コールセンターなどでは、いつも以上にクレームがましている。
知人の社長からはそんな話も聞きますが、
そうしたストレス下の中で、今まで以上に、部下とのコミュニケーションが
ビジネスのカギを握りますね。
書店で見かけましたら、ぜひ手に取ってみてください^^
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