【書評】『損か得か いつもうまくいかない人生を変える18の思考法』三浦将著

こんにちは、レゾナンスリーディング、渡邊康弘です。

 変わりたいのに、なんだかうまく変われない。
何かよくわからないけど、人生がなんだかうまくいかない。 
自分を変えたいのに、変えられないジレンマ。 
こういうのってありますよね。

特に今年は梅雨がスゴイから、外をみても、暗い時間が多い。
 人間、外が暗いことが多いと、悩みが増えるもの。

 そんな、自分を変えられないというのを、変えてくれるおすすめの一冊があります。 

本日の一冊は、『自分を変える習慣力』の著者、エグゼクティブ・コーチの三浦将さんの『損か、得か』です。 

しかも、今回はほんと初心者向けに書かれているので、わかりやすいのがいいですよね

 三浦将(みうら しょうま)のプロフィール
(株)チームダイナミクス 代表取締役。人材育成・組織開発コンサルタント/エグゼティブコーチ。英国立シェフィールド大学大学院修了(理学・経営学修士)。
「自分を変える習慣力」を始めとする著書のシリーズ累計は20万部突破。
「コミュニケーションの質が企業を変える」と言う観点から、アドラー心理学やコーチングコミュニケーションを基にしたユニークかつ効果的な手法で企業の人材開発や組織開発をサポート。また、メンタルコーチとして、元冬季オリンピック日本代表アスリート、ベンチャー経営者、医療関係者などをはじめとする多くの人々に、クライアントが“最も輝く瞬間を実現化する”コーチングを実践中。
著書に『自分を変える習慣力』や『相手を変える習慣力』、『チームを変える習慣力』(クロスメディア・パブリッシング)、『コーチングのプロが教える 「できる自分」を呼び覚ます一番シンプルな方法』(PHP研究所)などがある。


本書より三浦将先生の有名なシリーズは、やはりこの習慣力シリーズ。

ほんと、最初の『自分を変える習慣力』を読んだときに、読者の痛みをよく知っている人だなぁと思ったのです。

いいビジネス書の著者は、読者がどこで、詰まるのか?
どういう痛みを具体的な場面で、抱えているのか?

 明確にわかっていて、読み終わったときに、その痛みが少しでも解決できているということです。 本作も、痛みのシーンが明確で、かつわかりやすく書かれているので、なかなか、うまく変われない人には、変われるきっかけができると思います。

 それでは、心の響いたポイントを見ていきましょう 。

変化の入り口は損得勘定でいい 

「自分を変えるための入り口は損得勘定でいい」 

結局、「続けられる人が勝つ」という現実 習慣化を成功させるうえで特に大切なことは、「低いバーを設定し、日々超え続ける」 
・自分にはできないと思い込む
・自分はダメだと思い込む
・自分には才能がないと思い込む

 「だからよかった」 「もっと自分中心になれ」 「組み合わせがよくなかったね」 「バカにされる勇気を持つ」 「無理」のジャンル分け無理 
―誰がやっても無理 
―自分には無理   
―自分には合わない、興味が持てない   
―自分にはできない 

「意見をくれてありがとう」
 常に「昨日の自分をどれくらい超えているか?」
「今からやろうとすることは、昨日の自分より、人間的な成長をもたらす行為なのか?」を問い続けるのです。 

なんとなくうまくいかないがなくなる18のこと
1.自分虐待をしない
2.自分中心になる
3.バカになる
4.リミッターをはずす
5.感情の奴隷にならない
6.トラブルメーカーになってみる
7.ネガティブな意見に感謝する
8.卑怯者を卒業しよう
9.AIに負けない
10.平凡転じて非凡となる
11.スケジュール帳をガラガラにする
12.「何でも屋」にならない
13.即答する
14.かなり適当にスタートする
15.他人と競わない
16.不安や心配の正体を知る
17.戦略的に利他的になってみる
18.どう死にたいかを明確にする  

シンプルな内容になって、読みやすく、わかりやすい。それでも、一言一言がしっかりしているから、本書で、自分を変わるの、基礎のキが学べますね。 今年ももう残り半分ですから、このタイミングで、初心に戻って、基礎のキをしっかりしていく。 そうした一冊としても、おすすめです。

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